鑑定証の活用方法

フェアでオープンな情報開示の証
鑑定付き車両には、評価を記した鑑定証と評価のもととなる車両状態を記したコンディションチェックシートが販売店に完備されています。
鑑定証/コンディションチェックシートの活用方法
例えば、外装評価が★★★★の車両でもダメージの箇所や状態は異なります。
そのような時は、コンディションチェックシートでダメージ箇所と状態を確認してください。
候補車両の絞り込みができたら、販売店で実際にクルマを見てみましょう。
外装や内装のダメージは、JAAAで大きさ(サイズ)の定義を設けているものの、文字情報と実際のクルマではイメージが異なります。
ご自身の目で確認することで安心して購入することができます。
鑑定証/コンディションチェックシートの位置づけ
鑑定証とコンディションチェックシートは、鑑定時点での車両状態を示すものであり、以降将来にわたり品質を保証するものではありません。
鑑定証 ここがポイント!
外装
車体(外装状態を表す評価)
| ★★★★★ | 気になるようなキズやヘコミがあった場合は綺麗に補修済みですが、小さなキズやヘコミが残っている場合もあります。 |
|---|---|
| ★★★★ | 気になるキズやヘコミは補修済みですが、小さなキズやヘコミが残っています。 |
| ★★★ | 気になるようなキズやヘコミがあります。 |
| ★★ | 外観を気にしない方向けのお車です。 |
| ★ | 補修を必要とするお車です。 |
内装
内装(内装状態を表す評価)
| ★★★★★ | 気になる汚れ等がない綺麗な室内を保っています。 |
|---|---|
| ★★★★ | 気になる汚れ等が、部分的にあります。 |
| ★★★ | 気になる汚れ等があります。 |
| ★★ | 内装を気にしない方向けのお車です。 |
| ★ | 補修を必要とするお車です。 |
修復歴
修復歴
| 無 | 骨格部位に異常はありません。 |
|---|---|
| 有 軽度 | 骨格部位の先端付近、または後端付近に衝撃を受けた形跡があります。 |
| 有 中度 | 骨格部位に衝撃を受けた形跡があります。 |
| 有 重度 | 客室付近の骨格に衝撃を受けた形跡があります。 |
「無」の車両以外は原則、一般財団法人 日本自動車査定協会が定める「修復歴の判断基準」に該当する車両です。「有」の軽度、中度、重度はJAAA独自の定義です。
コンディションチェックシート ここがポイント!
外装
| 1 | フロントバンパー |
| 2 | ボンネット |
| 3 | 左フロントフェンダー |
| 4 | 右フロントフェンダー |
| 5 | 左前タイヤ |
| 6 | 右前タイヤ |
| 7 | 左前ドア |
| 8 | 右前ドア |
| 9 | 左ステップ |
| 10 | 右ステップ |
| 11 | 左後ドア |
| 12 | 右後ドア |
| 13 | 左後タイヤ |
| 14 | 右後タイヤ |
| 15 | 左リヤフェンダー |
| 16 | 右リヤフェンダー |
| 17 | ルーフ |
| 18 | トランクフード・リヤゲート |
| 19 | リヤバンパー |
内装
| 1 | ハンドル |
| 2 | ダッシュボード |
| 3 | 右前席 |
| 4 | 左前席 |
| 5 | 右前トリム |
| 6 | 左前トリム |
| 7 | コンソール |
| 8 | 後部席 |
| 9 | 荷室 |
展開図以外のダメージ
| 骨格の状態 | 骨格評価 修復歴「有」は、部位名称と状態(損傷・修正・交換)が記されます。 修復歴「無」でも骨格部位に瑕疵がある場合は、部位名称と状態(軽損)が記されます。 |
|---|---|
| 下回りの状態 | 地面に面した下回りの錆、腐食など |
| ウィンドウ類の状態 | ガラス類のキズ、飛び石など |
| 灯火類(ライト等の状態) | ライトカバーの表面きず、曇り・くすみなど |
| 内装特記事項 | 内装展開図に記せない部位のきず、しみなど |
| 特記事項 | 内外装の展開図に記せない部位の状態 |
機関について
JAAAでは、機関と称した独自の確認項目を設けております。
確認項目は次の7項目として、鑑定時点での明らかなる異常の有無を確認します。
エンジン・トランスミッション・ドライブシャフトブーツ・排気(音)・エアーコンディショナー・パワーステアリング・パワーウィンドウ
※確認するクルマ(中古車)は販売店で展示されている商品車であることから停止時状態で実施できる範囲とし、走行チェックを伴うものではありません。
※確認する鑑定師は自動車整備士資格保有者ではありません。




日本自動車鑑定協会(NPO法人JAAA)は、消費者の中古車に対する不安感や不信感を払拭するために仕組みと環境創りに取り組んでいます。常に中立な立場で活動することで、人々の生活と社会に明らかな変化をもたらし豊かな車社会を目指してまいります。
